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妊娠性痒疹〜発症から3週間〜

妊娠約10週で妊娠性痒疹になりました。

 

妊婦の2〜5%がなる疾患とのことで、とにかく情報が少ないこの症状。

 

同様に苦しむ方のために、備忘録を残します。

 

生々しい画像を挟むため、見たくない方は【有効だった対策】からご覧下さい。

 

 

 

【症状と経過】

発症週

  


前腕とすねの部分に小さい湿疹が出始める。
両耳は少し違ったかぶれ方をしており、耳のみ体感温度40度くらいに発熱。


まだギリギリ外出できる痒さ。

 

2週目

 

 

 

 

湿疹の範囲が太もも・二の腕にも広がり始める。

従来の湿疹箇所も、量が増えかゆみが増す。

 

ここから耐えられない痒みになり、産婦人科で診断書を貰う。

様子見として一ヶ月の休職。

気が狂う。

 

 

3週目

 

  

湿疹が顔・デコルテ・胸・胴体・お腹・背中など全身に広がる。

脚と腕の裏側に出来た湿疹はこれまでのものと異なり、非常に細かいブツブツ。

無事なのは手のひらと足の裏だけ。

 

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2週目頃に出来た湿疹はかゆみが治り、色素が沈着してくる。

かなり良い兆候では…!?と期待が膨らむも、
治るペースよりも早く新しい湿疹が出来て行くので、やはり気が狂う。

 

【有効だった対策】

 
●保冷剤

完全なる対処療法ですが、これがないと生活が成り立たないレベルで必需品でした。

 

発症が夏場で、頻繁に冷凍庫の開け閉めを行うと他の食材への影響が心配だったため

電気代高騰のため埃をかぶっていたサブ冷凍庫を稼働させ、

保冷剤専用としていました。

 

・大きい氷枕3つ
 アイスノン1つ:一晩中ちゃんと冷たく持続性が◎
 マツキヨの2つ:2〜3時間程度でぬるくなるが、柔らかく身体に密着させられるのが◎

www.matsukiyo.co.jp

・ケーキなどについてくる小さい保冷剤:10〜20個

(バンダナやリストバンドなどで患部にピンポイントに当てる)

・アイスノン 冷涼感アームカバー:
 濡らして冷凍庫に入れ5〜10分程度ですぐに凍るので、取り出してさらに濡らし、はたいて装着。両腕の凄まじいかゆみにマジで効きました。扇風機を当てるとさらに冷えてかゆみが無になる。塗り薬で汚れるので洗濯できるよう2セット購入。

www.hakugen-earth.co.jp

 

あらゆる衣服を冷凍庫に入れるのもオススメ。

ひんやり感は20秒くらいしか持ちませんが、めちゃめちゃ気持ち良いです。

 

一度試しに霧吹きを吹きかけてから凍らせましたが、時間経過でただの生乾きの服になってしまうので、風邪を引きます。真似しないでください。

 


よもぎローション


多くの経験者が口を揃えてオススメしているこちら、かゆみ止めとして有効でした。

塗って1分くらいはかゆみがなくなります。

 

2週間に1本のペースで消費。
かゆくなる度に一日中塗ってました。

小さいクリームもセットのものは、顔の肌荒れに使用できて助かりました。

掻きむしった箇所はどうしても沁みてしまうため、

そういった箇所にはアルコール成分の少ないものを使用。

 

 

●皮膚科処方の飲み薬

 

かゆみ止めの薬にはいくつか種類があり時期違いで3種類ほど試したのですが、

「ポララミン」というのが一番効きました。

朝昼晩飲めて、効果が出ている1〜2時間程度はかゆみから解放されます。
しかも眠気がものすごいので、一日中寝れます。

 

ただこれは皮膚科から提案されたわけではなく、

休職した旨を伝えたところ、「あ、じゃあ日中も眠気出ても大丈夫ね」と

それまで夜に一錠であった薬からこちらに変更してもらえました。

 

もし休職してなかったらor休職を伝えてなかったらこの薬の存在すら知らずに

今も24時間痒みでのたうち回っていたのかと思うと、怖すぎます。

 


●縫い目のない下着

 

何種類か購入しましたが、こちらが一番かゆみが少なかったです。

それまでの下着は全て痒くて履けなくなったので、

4枚くらいまとめて買っても良いと思います。

 

パジャマなども綿100%のものを価格帯別(3000円〜2万円)で3種類買ったのですが、

正直肌のコンディション次第で全部痒かったです。

全裸最強。

 

●扇風機

 

肌が乾燥するのでおそらくあまり良くないのですが、扇風機を当てるだけでもかゆみがやや弱まる気がしました。特に塗り薬を塗った後は効果テキメン。

 

外出の際も風が強い日の方がかゆみが緩和される感じでした。

 

 

 

【有効かは不明だが一応続けている対策】

 

●皮膚科処方の塗り薬

妊娠性痒疹に関しては、「皮膚科の薬が全く効かなかった」という口コミがほとんどで

自分も最初の1週間はしっかりと皮膚科の薬を塗り続けた上で超絶悪化したので、

正直使用を中止するか悩みました。。

(皮膚科は2件周りましたが、どちらも割と頼りなかったです)

 

ただ続けるうちにこれのお陰かは不明ですが改善はしたので、

一応継続しています。

 

夜のルーティンはこんな感じ。

最初は30分くらいかかったけど慣れると10分くらい。

 

  1. 全身によもぎローション(コットンで)
  2. 全身にヒルドイドローション(皮膚科処方の保湿剤 血行良くなるので痒くはなる)
  3. 湿疹のある部分に軟膏(皮膚科処方のステロイド含むワセリン)
  4. 湿疹のひどい部分にステロイド(妊婦が使用可能な一番強いもの)
  5. 顔によもぎクリーム

夜間は2時間おきにかゆみで目が覚めて、保冷剤の交換+1と2を繰り返します。

 

ちなみに大好きな入浴はかゆみが強くなるため、

冷水シャワーかぬるま湯シャワーを2日に1回にしています。

よもぎ

効いた!という口コミのあまりの多さに続けています。

実際症状は改善しているものの、これのお陰かは不明。

クセのある味なので規定よりも薄めてガブガブ飲んでいます。

 

●皮膚科処方のかゆみ止め

マジで効かない。

でも10本くらい処方されてしまったので仕方なく使っています。

 

●ホホバオイル

妊娠8週頃まで出ていた蕁麻疹の症状に対してよく効いていたもの。

これを塗ると嘘のように蕁麻疹が消えていきました。

妊娠性痒疹は湿疹が残るタイプのものなので同じ効果はありませんが、

塗らないより良いかと思い使用しています。

 

●食事改善

ヒスタミンを含む食材、

チョコレートなどの甘いものや脂っこいものは痒みを増幅させるとのことで

なるべく控えています。

 

つわりが軽くなってきても好きなものが食べられないのは、地味にダメージ。

 

 

【まとめ】

これがあと数週間で改善するのか、
はたまた出産まであと6ヶ月続くのか、

最悪妊娠しても何年も悩まされるのか…。

 

先輩達のレポを読んでも、本当に人によって様々。

 

先が見えないためとにかく辛いですが、また進捗を上げていきたいと思います。

同じ境遇の方、頑張りましょう…!